車を安全、快適にご使用いただくには、日頃のお手入れが大切です。点検方法などは、別冊の「メンテナンスノート」に記載していますので、参照してください。
電球(バルブ)交換
ヒューズが切れていないにも関わらず、ランプが点灯しないときは、電球切れが考えられますので、電球を点検し、切れている場合は電球を交換してください。
-
電球の交換作業に不慣れな方や、部品などの破損が心配な場合は、ダイハツサービス工場にご相談ください。
-
電球の交換作業をするときに必要な工具は、カー用品店などでご購入することができます。
バルブの位置
グレードの違い、注文装備も記載しています。
-
電球は上記のワット数のものと交換してください。大きなワット数のものに交換すると、過熱による故障や車両火災の原因につながるおそれがあります。
-
LEDを使用しているランプ(フロントパーソナルランプ除く)は、LEDのみの交換をすることができません。点検・交換の際は、ダイハツサービス工場にご相談ください。
-
ハイマウントストップランプなどは複数のLEDで構成されています。もし、LEDが1つでも点灯しないときは、ダイハツサービス工場で交換してください。
電球の交換
-
電球を交換するときは、ランプを消灯させ電球が冷えている状態で行ってください。電球が熱い状態で、電球やその周辺を触ると、やけどをするおそれがあり危険です。
-
電球および電球固定具の取り付けが不完全な場合、発熱や発火、および水入りなどによる故障、レンズ内面の曇りにつながるおそれがあります。
-
電球、ソケット、電気回路、および構成部品を修理、分解しないでください。感電による重大な傷害の原因となります。
-
同じバルブ色の電球以外は使用しないでください。道路運送車両の保安基準に適合しない場合があります。
-
前照灯などに使用しているハロゲン電球は、ガラス球内部の圧力が高いため、落としたり、物をぶつけたり、傷を付けたりすると破損して、ガラスが飛び散る場合がありますので、十分注意して取り扱ってください。
また、電球のガラス部は、素手で触れずにきれいな手袋を着用してください。油脂が付着すると、発熱による早期電球切れを起こします。
-
電球を交換しても点灯しない場合は、電球切れ以外の理由が考えられます。ダイハツサービス工場で点検を受けてください。
-
ヘッドランプやリヤコンビネーションランプなどは、雨天走行や洗車などの使用条件によりレンズ内面が一時的に曇ることがあります。これはランプ内部と外気の温度差によるもので、雨天時などに窓ガラスが曇るのと同様の現象であり、機能上の問題はありません。
ただし、レンズ内面に大粒の水滴が付いているときやランプ内に水がたまっているときは、ダイハツサービス工場にご相談ください。
交換作業をするときは
-
_ドライバーなどを使用するときは、布などを巻いてください。クリップ、レンズなどに傷が付くおそれがあります。
-
ランプ本体やレンズを取り外すときは、ボデーに傷を付けないように注意してください。
-
ネジなどでレンズを取り付けるときは、締めすぎないようにしてください。レンズを破損するおそれがあります。
フェンダーライナーを固定しているクリップは、以下の手順で脱着します。
-
取り外すときは、ドライバーで中央部を浮かしたあと、クリップ全体を引っ張る
-
取り付けるときは、取り外した状態のまま差し込み、中央部を押し込む
-
取り外すときは、ドライバーで矢印の方向へ90°回して取り外す
-
取り付けるときは、差し込んでからドライバーで矢印の方向へ90°回して取り付ける
前照灯
-
ボンネットを開ける
-
コネクターを取り外す
-
ゴムカバーを取り外す
-
クリップをフックから外す
-
クリップを押しながら(a)矢印の方向に寄せて外します(b)。
-
-
バルブを取り外す
-
バルブを取り付ける
-
ヘッドランプ本体の溝にバルブの突起部が合うように、はめ込みます。
-
-
クリップを確実にフックに取り付け、バルブを固定する
-
バルブの固定状態は、車両前側のレンズ面からも確認できます。
確実に固定されている場合は、クリップが見えます。
-
-
ゴムカバーを確実に取り付ける
-
ゴムカバーを矢印方向にしっかり押さえます。
-
-
コネクターを取り付ける
前照灯/ハイビーム
-
ボンネットを開ける
-
カバーを外す
-
バルブを回して外す
-
コネクターのツメ(a)を起こして、コネクターからバルブを引き抜く(b)
逆の手順で行います。
車幅灯
前面方向指示灯 兼 非常点滅灯
-
ボンネットを開ける
-
ソケットを回して取り外す
-
電球を押しながら回して(a)、外す(b)
-
フォグランプが点灯しているとき、および消灯した直後はランプ裏側の放熱フィンが高温となっているため、触らないでください。やけどをするおそれがあり危険です。
-
ハンドルを右側の電球を交換する場合は左に、左側の電球を交換する場合は右に、いっぱいまで回す
-
交換する側のフェンダーライナーのクリップ(5個)を取り外す
-
フェンダーライナーを、手が入る程度にめくる
-
ソケットを回して取り外す
-
バルブを引き抜く
逆の手順で行います。
リヤコンビランプ(後面方向指示灯、制動灯兼尾灯、後退灯)
-
バックドアを開ける
-
ランプ本体のボルトを取り外す
-
ランプ本体を車両後方に引いて取り外す
-
車両後方に引くと、クリップが外れます。
-
-
交換する電球のソケットを回して取り外す
-
ソケットからバルブを取り外す
制動灯兼尾灯、後退灯 -
バルブを引き抜きます。
後面方向指示灯 バルブを押しながら回して(a)、外します。(b)
-
逆の手順で行います。
-
ランプ本体を取り付けるときは、必ず配線のテーピング部を目印にしてクランプに取り付けてください。
クランプに取り付けていないと配線が車体に挟み込まれ、損傷するおそれがあります。
番号灯
-
ネジ(1本)を取り外し、レンズを取り外す
-
バルブを引き抜く
逆の手順で行います。
フロントパーソナルランプ
-
_ドライバーを差し込み、ツメ(2カ所)を外してランプ本体を取り外す
-
交換するバルブのソケットを回して取り外す
-
ソケットからバルブを引き抜く
-
ランプのスイッチを押しながら、カバーを取り外す
-
バルブを取り外す
逆の手順で行います。
リヤルームランプ
-
_ドライバーを差し込み、ランプ本体を取り外す
-
バルブを引き抜く
逆の手順で行います。
ラゲージルームランプ
-
_ドライバーを差し込み、ランプ本体を取り外す
-
バルブを引き抜く
逆の手順で行います。