シートベルト

シートベルトの使いかた

長さ調整の必要はありません。通常は体の動きに合わせて伸縮しますが、緊急時にはロックし、体を固定します。

着けるとき
  1. プレートをつかんでゆっくり引き出し、ベルトがねじれていないことを確認したのち、バックルの中にプレートを「カチッ」と音がするまで差し込む

  2. 腰部ベルトは必ず腰骨のできるだけ低い位置にかかるようにし、肩部ベルトを引いて腰部に密着させる

外すとき

バックルのボタンを押します。ベルトは自動的に収納されますので、ねじれや引っかかりなどがないかを確認しながら、プレートに手を添えてゆっくり戻します。

    プレートを差し込むときは
  • プレートでバックルを無理にこじらないでください。

    ベルトがロックし引き出せないときは
  • ベルトをゆるめてからゆっくり引き出してください。それでも引き出せない場合は、一度ベルトを強く引いてからベルトをゆるめ、もう一度ゆっくり引き出してください。

プリテンショナー&フォースリミッター機構

プリテンショナー機構

前方からの強い衝撃を受けると、シートベルトを瞬時に引き込み、上体をシートにしっかりと固定してシートベルトやSRSエアバッグの効果をいっそう高めます。

フォースリミッター機構

前方からの強い衝撃を受けた場合、シートベルトにある一定以上の荷重がかかったときに、それ以上荷重がかからないようにする機構で、乗員の胸に加わる力を減少させます。

  • プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルトは絶対に取り外したり、分解、改造をしないでください。

  • 下記のような場合は必ずダイハツサービス工場にご相談ください。お客様自身で行うと、プリテンショナー機構が思いがけなく作動するおそれがあるほか、故障や思わぬ事故につながるおそれがあります。

    • 車両前部を修理するとき

    • 無線機を取り付けるとき

    • 廃車にするとき

  • プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルトは一度作動すると再使用できません。最寄りのダイハツサービス工場で交換してください。

  • プリテンショナー機構はシートベルトを着用していなくても前方からの強い衝撃を受けると作動します。

シートベルトの取扱いとお手入れ

  • シートベルトの経路をさまたげる荷物の積みかたはしないでください。衝突したときなどに効果が十分発揮されません。

  • お子さまをひざの上に抱いて走行しないでください。

    ひざの上でお子さまを抱いていると、衝突時などにお子さまを支えることができず、お子さまへの重大な傷害につながるおそれがあります。

  • シートベルトは、それを着用するのに十分な大人の体格を持った人用に設計されています。

  • シートベルトが首やあごに当たったり、腰骨にかからないような体の小さなお子さまの場合は、チャイルドシートやジュニアシート(別売)を使用してください。

  • シートベルトは1人用です。2人以上で1本のシートベルトを使用しないでください。衝突時にシートベルトが正常に動かず、けがをするおそれがあります。

  • 妊娠中の方もシートベルトを着用してください。ただし、万一のとき腹部などに強い圧迫を受けるおそれがありますので、シートベルトの着用については、医師に相談のうえ、注意事項を確認してください。

    • 腰部ベルトは、必ず腰骨のできるだけ低い位置、お腹の膨らみの下に密着させます。

    • 肩部ベルトは、お腹の膨らみをさけ必ず胸部に着用します。

  • シートの背もたれを必要以上に倒して走行しないでください。衝突時に体がシートベルトの下にもぐり、ベルトが腰骨にかからず腹部にかかることになり、シートベルトによりけがをするおそれがあります。

  • ハンドルやメーターに必要以上に近付いて運転しないでください。衝突したときなどシートベルトの効果が発揮されません。

  • シートベルト使用時、洗濯ばさみやクリップなどでたるみをつけないでください。衝突時など効果を発揮しなくなります。

  • シートベルトが汚れた場合は中性洗剤を使用してください。ベンジンなどの有機溶剤を使用すると、シートベルトの性能が落ち、十分な効果を発揮できません。同様にシートベルトの脱色や染色もやめてください。

  • シートベルトを着用した状態で万一事故にあった場合は、ダイハツサービス工場でシートベルト一式を交換してください。シートベルト自体が損傷している場合があり、性能を十分発揮できないおそれがあります。

  • 常にシートベルトにほつれや、擦り切れなどの異常がないかを点検してください。異常がある状態で使用をすると衝突時に正常にはたらかず、性能を十分発揮できないおそれがありますので、ダイハツサービス工場で交換してください。

  • バックルや巻き取り装置の内部に異物などを入れないようにしてください。また、シートベルトの改造や取り付け、取り外しをしないでください。衝突時に十分な効果を発揮できないおそれがあります。