車線逸脱警報機能
車線逸脱警報機能は、フロントガラス上部に設置された単眼カメラによって左右の白線または黄線を認識し、車速が約60km/h以上で運転者が意図せず走行車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断したときに、ブザー音とメーター表示で運転者に注意を促します。
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車線逸脱警報機能は、車線逸脱を防止するものではありません。また、わき見運転やぼんやり運転などの前方不注意、および雨、霧などの視界不良を補助するものではありません。車線の維持を車線逸脱警報機能に頼っていると、車線逸脱による事故につながるおそれがあります。
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車線逸脱警報機能が作動した場合は、周囲の状況に応じてハンドル操作を行うなどの適切な操作をしてください。
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車線逸脱警報機能は路肩や側溝などの道路の端を認識して警報する機能ではありません。
車線逸脱警報機能の作動条件について
この機能は、自車が以下の条件を全て満たしたときに作動可能となります。
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エンジンスイッチが“ON”
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車線逸脱警報OFF表示灯が消灯
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“スマアシ停止”、“スマアシ故障”が消灯
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車速が約60㎞/h以上
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フロントワイパーが“低速作動”、“高速作動”の位置以外
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方向指示表示灯が消灯(方向指示表示灯が消灯してから約7秒間は作動しません)
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直線または緩やかなカーブの道路を走行している
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次のような条件では、車線逸脱警報機能を抑制しています。
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車線内を走行していないとき
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カーブ内側にはみ出して走行してしまっているとき
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車線幅が狭いとき
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方向指示器を使用しているとき
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急な操舵などにより、運転者に回避の意思があるとシステムが判断したとき
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車線逸脱警報が作動してから約7秒間
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白線(黄線)と道路表面の区別ができないときや、かすれたり汚れたりして見えにくいとき
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天候(雨、霧、雪など)により白線(黄線)が見えにくいとき
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路面に雪が残っていたり湿っているとき
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前方から強い光(太陽光など)を受けているときや、強い光が道路に反射しているとき
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トンネルの出入り口や、木、建物の影などで明るさが変化したとき
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雨上がりなどで路面がぬれて光っているときや、水たまりがあるとき
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木々や建物の影を走行するとき、ガードレールなどの影が道路上に映っているとき
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夜間で街灯のついていない道路を走行しているとき
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道路の状態(特に以下のような場合)
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車線規制や仮設車線がある区間を走行するとき
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道路の修復や古い白線(黄線)のため、アスファルトの継ぎ目や線状の補修痕、白線(黄線)のかすれや重複、タイヤ痕などがあるとき
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交差点や横断歩道など車線の数が増減している区間や車線が複雑に交差している区間を走行するとき
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車線の幅が極端に狭いときや広いとき、または変化しているとき
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車両などが白線(黄線)の一部を隠しているとき
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坂道や丘の頂上に近付いているとき
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段差などにより車両が大きく揺れたとき
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路上のもの(縁石、ガードレール、パイロンなど)を白線(黄線)と認識したとき
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道路がうねって車線がゆがんで見えるときや先が見通せないとき
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舗装されていない道路や荒れた道路を走行するとき
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車線が二重に描かれている道路を走行するとき
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凍結路や積雪路など滑りやすい路面を走行するとき
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濡れた路面や積雪路でのタイヤの跡などがあるとき
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分岐・合流路などを走行するとき
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急なカーブのある道路を走行するとき
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自車の状態により単眼カメラが正しく認識できないとき(特に以下のような場合)
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ヘッドライトのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき
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フロントガラス外側が汚れ、泥、湿った雪に覆われているとき
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ルーフに積んだ荷物や荷物の影が単眼カメラの視界に入り込んだとき
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フロントガラス内側が曇っているとき
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ワイパーの拭き残しがあるとき
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タイヤの空気圧が適正でないとき
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スペアタイヤやタイヤチェーンを装着しているとき
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指定サイズ以外のタイヤを装着しているとき
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サスペンションを改造したとき
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重い荷物を積んで車が傾いているとき
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先行車との車間距離が短いとき
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自車が白線(黄線)に対してまっすぐに走行していないとき
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単眼カメラが高温になったとき
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車線逸脱警報機能を“OFF”にするとき
スマートアシストOFF スイッチを押すことで、車線逸脱警報機能を“OFF”にすることができます。
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“ON”または “OFF”の状態は、エンジンを再始動しても維持されます。